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2025.04.22

寝る30分前は「スマホ絶ちタイム」に  掲載Begin 5月号

寝る30分前は「スマホ絶ちタイム」に

「最近眠れなくて、困っています。布団の中でスマホ見たりしながら、なんとか眠る努力はしているのですが、、、」最近、不眠を訴える患者さんが増えています。

スマホは生活に欠かせない存在となっています。電車の中や、食事中そして寝る直前でもスマホを手放せない人を多く見かけます。しかし、寝る前のスマホの使用は、睡眠の質に悪影響を及ぼします。通常、夜になると体内で「メラトニン」というホルモンの分泌が増え、私たちは眠くなります。スマホから発せられる「ブルーライト」を浴びると、脳は「まだ昼間だ」と勘違いしてしまい、メラトニンの分泌が抑えられてしまい、寝つきが悪くなり、睡眠の質が低下するのです。スマホから発せられるブルーライトは、体内時計を乱す最大の要因です。また、寝る前にスマホを使用すると、脳が刺激を受けてリラックスできなくなります。SNSや動画視聴による過剰な情報量が脳に負担をかけ、結果として睡眠が浅くなります。質の良い睡眠には、就寝前に脳を落ち着かせることが大切です。就寝前の30分をスマホを使わない時間とし、読書、軽いストレッチなどリラックスできる活動を行いましょう。小さな変化から始めて、徐々に習慣化していくことが、長期的に持続可能な良い習慣につながります。